自由という名の特効薬

アラサーオタクのうつ病回復雑記。

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夫のちんぽが入らない

一昨日「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」を買ったとき、同じ列に平積みにされていたのがこの本だ。

 

夫のちんぽが入らない

夫のちんぽが入らない

 

いつだったか、ツイッターで話題になったのを覚えている。タイトルのインパクトがすごい、と思い、あれよあれよという間に同人誌から商業化されていった。さらりとあらすじだけを読み、ずっとアマゾンのカートに入れっぱなしになっていた。買おうかどうしようか迷っていたのだ。タイトルが恥ずかしいからとかではなく、最近小説を買っても積んでしまい、買ったのに読んでいない本が何冊もある。これ以上積み本を増やしてもな、と思っていた。

 

私たちが本当は血の繋がった兄妹で、間違いを起こさないように神様が細工したとしか思えないのです。

 

タイトルは「夫のちんぽが入らない」、どんな内容なのか、とかく気になってはいた。ただのエロ小説なんかではない、という知識だけ持っていて、あらすじだけを読んだ感じ恋愛小説だと思っていたことが尚更買う手を遠ざけた。

しかし平積みを見たときスッと手が伸びた。ここで出会ったのも何かの縁。残り少なな財布の中身を気にしながら、購入した。

 

ただのエロ小説ではない。むしろエロくはない。そして、ただの恋愛小説でもなかった。

 

読了後なんと言っていいかわからない気持ちになった。ただ切々と綴られる著者こだまさんの半生は、ひとことでいうなら切ないものだった。

 

さらりと運命の人と出会い、一緒になる。なんという恋愛の始まり方だろう。これが少女漫画だったらボツをくらっているのではないか。

しかしこれは少女漫画のような甘い恋物語ではない。

むしろ恋はメインではない。これはただ、一人の女性が、苦悩しながら生きた半生を綴った物語だ。

 

大学のときに出会った人と一緒になり、夢だった教職に就くも、病んでしまい苦悩する姿が描かれている。

とつとつと語られるその話は、教職の辛さを描いているものでもあり、女性の苦しみを描いているものでもあるが、重みを感じないものだった。

悪い意味ではない。たださらさらと流れていく言葉たちには不思議と魅了させられて、こんな文章が私も書けるようになりたい、と思った。

 

タイトルで敬遠している人もいるかもしれないが、本当に勿体無いですよ。購入を迷っている方、興味を持たれた方はすぐに買って読むことをオススメします。