自由という名の特効薬

アラサーオタクのうつ病回復雑記。

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女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

今週のお題「今年買ってよかったもの」なんとタイムリーなお題か。

 

昨日書店にふらっと立ち寄ると、「女性各世代から共感を集める!」とのポップが目に留まった。西原理恵子著の「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」という本だった。

毎日かあさんなどでお馴染みの西原理恵子先生だったので、エッセイ漫画かな、と手に取ると漫画ではなく文章だった。ぱらぱらとめくってみて、改めて西原先生の人生に興味を持ち購入することにした。

 

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

 

 

とりあえず一通り読んだ。先日読んだ婚活や夫婦の漫画で、私もケッコンするべきなのだろうか、その方が良い人生を歩めるのだろうか、できることなら専業主婦とかなりたいなーと能天気に考え始めていた私の脳を思い切りぶん殴って冷静にさせてくれた

 

私が西原先生の立場だったらどうなっていただろうか。早々に人生を放棄しているに違いない。というか、もしもという形でもそうなることを考えるのを脳が拒否していた。

 

うちの親は不仲で、DVこそなかったものの怒鳴り合いの夫婦喧嘩をたまにしていた。父は寡黙で怖い、すぐ怒る人というイメージだった。酒が入らないと本音を離せない性質で両親の話し合いは結果怒鳴り合いの喧嘩にいつもなっていた。そんな父が私は嫌いだ。私が中学生のとき、別居することになり、私と妹は母についていった。

今考えると父は幼稚な人だったのだ。自分の思っていることをうまく口に出せないところは私と似ている。それでいて思い通りにならないと不機嫌になりすぐそっぽを向いてしまう。あれは怒っているというより拗ねているといった方が正しかったのだろう。

今更そんなことがわかったからといって、私の父に対する印象は変わらない。

でもこの本を読んで、私の父親は暴力を振るわなくて借金もしなくてきちんと貯金をして働いていた分、十分恵まれていると思わざるを得なかった。

 

西原先生の人生に比べれば私のこんな人生などぬるま湯に漬かっているにすぎない。

転んだときに差し伸べてくれた手は大きかった。

転び方すら生ぬるかった。

そう思うような西原先生の人生。

 

女磨きって、エステやネイルサロンに通うことじゃないからね。お寿司も指輪も自分で買おう。その方が絶対楽しいよ。

自立するということはそういうことなのだ。まず自分の足で立たなければ。鬱々として誰か助けてくれないかな、なんて考えていたときもあったが、誰かを頼って立ち上がっても、その人がいなくなったらどうするのか。一人で立ち上がれるようにならなければいけない。そう改めて認識した。

働いていれば、男でしくじってもなんとかなる。

結婚とは契約だ。2人で共に生きていこうという誓いは、ときとして呪いになることもある。だから、自分ひとりで生きていけるようにならなければ。自分ひとりで生きていけるようになったとき、もしかしたら隣に支え合えるパートナーがいることになるかもしれない、それくらいが幸せなんだ。

病気を治すには、抗生物質が必要で、愛は効きません。 

専門家の判断にゆだねて、家族は後方支援する。

これが正しい在り方だと思う。依存症でも精神障害でも、愛だけでは治らない。本当に愛しているのなら、専門家に突き出すことも大事なのだ。愛だけで治ったら医者やカウンセラーなど要らない。愛に飢えていなくても、体調を崩すときは崩す。愛が本当に効くのなら、私は愛が足りてないただの寂しい人間になってしまう。そんなことはないと思いたい。

 

本では反抗期の娘について、主に書かれている。

私は反抗期らしい反抗期を迎えた覚えがない。おかげで、親に意見するのにすごく気を遣う。どう話していいかわからないのだ。話したところで、私の気持ちが伝わらないんじゃないかとすごく恐れている。親に拒絶されたり否定されたりすることが怖くて、言いたいことが言えなくて、もどかしくて、自分ひとりでぐるぐると思考の坩堝にはまっていく。きっとそんなところが余計、自分を苦しめていたんだと今ならわかる。

反抗期を迎えることが巣立ちすることなら、私はまだ巣立ちできていない。巣立ちする勇気を持たなかった、哀れな雛鳥だ。

巣立ちをするには勇気がいる。その勇気が、最近ようやく湧いてきた。うつをきっかけに母と少しずつ話せるようになってきて、意見が言えるようになってきた。我ながら進歩したなぁと思う。でもまだまだこれからなのだ。

そう考えると、西原先生の娘さんが羨ましい。しっかりと甘えて、しっかりと育てられて、しっかりと巣立ちしていく。反抗期は、しっかり育った証拠なのだと思う。

 

自分でもびっくりしたのだが自分は結婚に甘い夢を見ていたらしい。そうそう甘くはない事をゆめゆめ忘れるなと、この本に教えられた。

別に結婚が悪い事だという話ではない。ただ、もしものときのことを考えて行動しろ、と教えてくれた。そんな本だった。

まずは自立することを考えよう。うつを克服し、きちんと働けるようにならなければ。そう改めて決意させてくれたこの本を買った昨日の私GJ。